ガレージハウスとは
ガレージとは、車庫や駐車場の事ですよね。 つまり車庫や駐車場とハウス（住宅）が一体になった建物を「ガレージハウス」と言います。 田舎などの広い土地がある場合は、家とは別にガレージを単体でつくることも可能ですが、 少し都会などのエリアでは、ガレージハウスを建てることが多いです。 一般的に多い構造としては、1階部分がガレージと玄関などの居住部分にして、2階以上を居住空間とすることが多いです。 今回はそんなガレージハウスについて少しご紹介していきます。
ガレージハウスのメリット
駐車場といえば、一般的には自宅の軒先だったり、近くの月極駐車場を借りるケースなどが多いのではないでしょうか。 また、車が好きだったり、大切にする人の場合だと、カーポートなどの屋根を設置したり 1階部分をピロティーにして屋根代わりに駐車する人もいると思います。。 ガレージハウスにすればそれら以上にもっと大きなメリットがあると思いますので 詳しくどういったケースがあるのか確認していきましょう。
メリットその1「雨風を完全にシャットアウトできる」
カーポートがあれば、ある程度の雨であれば直接雨を受けることは少ないかもしれません。 ただ、最近はゲリラ豪雨や台風など強烈な横殴りの雨が降る機会が多くなりました。 カーポートだけでは完璧に防ぐことはできませんし、紫外線や砂埃などによる汚れを防ぐことが不可能です。 一方、ガレージハウスがあれば壁とシャッターで完全に分離できてしまうので 外部環境（天候）に関係なく、心配なく車を保管することができてしまいます。 外部に駐車した場合、雨のたびに車が汚れてしまい、洗車する必要があります。 そういった意味でもガレージハウスがあれば、洗車の回数を減らすことができるでしょう。 また、近年増え続ける台風によって飛ばされてきた飛散物が大切な車に傷を付けるリスクも回避してくれます。
メリットその2「安心の防犯性」
屋外に駐車した場合、オープン外構の家であれば誰でも入ってくることができてしまいます。 その為、たとえそれが家の敷地内だったとしても車にいたずらされてしまうリスクがあります。 また、故意でなかったとしても、近所の子どもが蹴ったボールが当たる事だって十分あり得るでしょう。 このように、車を外部に駐車する場合は必ず何らかのリスクが伴ってきます。 それに対してガレージハウスであれば、家の中に車を保管することができる為、盗難などの外部からのリスクに対応することができます。
メリットその3「雨の日の積み降ろしが楽ちん」
ものすごい雨の日でも車さえ駐車してしまえば、荷物の積み降ろしが楽ちんになります。 車を通勤や家事で毎日使用する人にとってはシンプルでとてもメリットに感じやすいのではないでしょうか。 特に小さい子どもがいる際は、子どもの乗り降りを屋内でできるのはとっても便利で安全です。
メリットその4「別の用途としても活用できる」
家の中に駐車場があるという事は必然的に家の中に大空間が生まれます。 その空間をうまく利用すれば、ホームパーティーを開いて友人を家に招いたり、 ちょっとしたワークスペースの場として活用することも可能です。 そのゆとりある空間は家族の成長やイベントに合わせて様々な活用方法があります。 また、スペースが広ければ、車とともにバイクだけでなく自転車も一緒に保管することができてしまいます。
このようにガレージハウスには多くのメリットがあります。
ガレージハウスのデメリット
様々メリットがあり、車好きの人にとっては理想の家になる大きな要素になりそうですが、 次のようなデメリットがありますので事前にある程度理解しておく必要があります。
デメリットその1費用が高額になる
当然と思われる方が多いと思いますが、電動シャッターだけでも200万円～くらいは通常かかります。 また、ガレージハウスをつくるには間口を広くとる必要があるため、通常の住宅と比べると設計的な制限が出てきます。 特に重要な強度面においては、木造などで作ることは難しくなります。 必然的に鉄骨やコンクリート造となる場合がほとんどでしょう。そういった点からも総合的考えると一般住宅よりもコストがかかります。 余談ですが、シャッターには海外製でかっこいいものも多いのですが、故障した際のメンテナンスのことも考えておくようにしてください。
デメリットその2居住スペースが削られる
こちらも当然と言えば当然なのですが、 1階のスペースが大きく取られてしまいます。（車庫だと少し余裕を見て3.5m×6m＝21㎡≒6.4坪は必要になると思います） 階数を設けて上に空間を取ることもできますが、階段の上り下りが大変など問題も出てきます。 このように、ガレージハウスにはデメリットもありますが、 メリットも十分あるので、車好きの人にとってあこがれの住環境になりそうです。
まとめ ガレージハウスは選択肢の一つとして十分検討の価値あり！！
ガレージハウスは様々なシーンに対応できる大空間を持っているので 車に興味がない人でもその大空間には惹かれる方がいるかもしれません。 また、一世帯に1台は車を所有している率が高い日本人にとっては、 大切な車を外部から守ってくれるガレージハウスは、十分検討の価値はありそうです。デメリットでご説明した通り、建物の構造によってはガレージハウスができない場合もあるので、費用がかかる分入念に検討が必要になりそうですね。
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